妊婦さんの着付け・長襦袢の着付けの注意

お腹が大きくなってくると、胸元の空間が段々なくなってきます。

 

長襦袢も着物も紐はなるべく使わないで着付ける事で、楽で崩れない着付けができます。

 

ちょっとお腹が出てきたな、という場合は、長襦袢の幅はまだ足りるでしょうので、伊達締めを2本使います。2本、というところが、ポイントで、通常の胸の下は普通どおりなのですが、もう一本はお腹のしたに巻くんです!

前下がりに巻きます。これは何のためか、というと、裾がはだけるのを予防するためです。お腹の上だけの固定だとフレアースカートみたいに広がるんですね。段々足をピチっと閉じているのもつらくなりますから、このお腹の下の伊達締めで押さえています。

 

お手洗いの後はめくれ上がるので、この伊達締めもしっかり直してくださいね。 

 

さらにお腹が大きくなると、長襦袢の幅が足りなくなってきます。お腹の部分と胸の部分。それぞれ対応します。まずは、長襦袢にもコーリンベルトを使います。紐だけだとはだけてくる場合があります。さらに、胸の上にモスリンの紐を使うと襟元が落ち着きます。

胸がさほど大きくなっていない場合は、コーリンベルトだけで大丈夫です。この上から伊達締めをしてもいいですし、コーリンベルトだけで着物に進んでも大丈夫です。

 

そうやって着付けると↓こんな感じになります♪ 

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